本財団の基本的精神は、原爆をうけた広島の生存者が尊い生命を犠牲にした人々を思い、世界人類に対して恒久平和を念願することこそ広島の責務であるという信念に基づいています。原爆被爆の記憶を原点に、平和への普及啓発活動を行っています。
1986年に谷本清氏の後を受けた二代目理事長鶴襄氏(学校法人鶴学園創立者)は、谷本清氏の偉業を祈念し、恒久平和実現と原爆体験の風化を食い止めるために貢献した人(団体)を顕彰し、より一層平和構築への推進力となっていただくことを願い、「谷本清平和賞」を創設しました。1987年ノーマン・カズンズ氏が第1回受賞者として表彰されました。
また、鶴襄氏は、若人たちが世界平和に対する関心を高め、国境を越えて平和実現のために手をつないでほしいとの願いから、1990年に第1回「世界平和弁論大会」を開催しました。
こうした鶴襄氏の遺志は、谷本清平和賞と世界平和弁論大会を「国際平和の集い」として今日まで受け継がれています。
【歴代理事長】 | 谷本 清 | 1950年~1986年 | (1950.8.8就任) |
鶴 襄 | 1986年~2002年 | (1986.4.1就任) | |
橋本 榮一 | 2002年~2005年 | (2002.9.7就任) | |
鶴 衛 | 2005年~ | (2005.4.26就任) |